「翻訳力」を身につける:ハルキャンパス英語コースのねらいとは。

こんにちは!ハルキャンパスの英語コースを担当する、唐川(からかわ)恵美子です。
4月19日(水)からスタートする春の体験授業に向け、英語コースのねらいについてお伝えします。

 

まずは自己紹介から。

私は福井県三国町で育ち、高校卒業後は東京外国語大学のドイツ語専攻に進学しました。ドイツ語を選んだのには色々な理由があるのですが、それはまた後々紹介します(笑)。

大学ではとにかく毎日のように語学の授業がある環境で、在学中の留学も経験でき、今では日本語・英語・ドイツ語の3か国語をマスターしています。東京では、日系企業の海外進出をお手伝いするコンサルティング・通訳翻訳マネジメント関連企業を経て、都内コンサートホールでのコンサート運営や海外アーティスト招聘などの文化事業関係の仕事に携わりました。

留学先のウィーン大学構内

かなり分野の違う仕事とはいえ、いずれの職場でも外国語を生かせる場面があり、生活はそれなりに充実していました。しかし、こうして言葉を通じて世界とつながれる体験を次世代の子どもたちにも伝えたい!という思いから、去年の7月、福井にUターン。今後は教育や文化関係の仕事を通じて、福井から世界へと子どもたちの興味を広げるきっかけづくりをしていきたいと考えています。

 

英語ができないと生き残れない未来?!

いま、もはや英語ができて当たり前の社会になっています。

地球規模で情報とヒトが行き来する時代、海外に関わる仕事をしていない人でも、ふだん生活している中で、英語がしゃべれたらよかったのにな…とふと思う機会は多いはず。

そうした時代を反映して、英語教育界も急速に変わり始めています。なかでも、2020年から小学校3年生以上で英語が必修化され、5年生以上では英語が国語や算数と並ぶ1つの教科として教えられ始めることは、多くの関係者の注目を集めています。

時事ドットコム「小5・6の英語、教科に=主体的な学び導入」より

また、一部の高校や大学入学・卒業の条件として、または就職活動時に、TOEICやTOEFLなど世界標準テストの得点が必須化されるようになってきています。しかも、世界を舞台に事業を展開する企業では、「英語はできて当たり前。英語以外の外国語を運用できればさらに良い」という人材ニーズが高まっています。

実際、アジア諸国など英語が話されていない地域で仕事をする場合、英語よりも現地の言葉を少しでも分かった方が現地の人間関係に溶け込みやすかったり、言葉に表されるさまざまなしきたりや文化を理解しておくことで、コミュニケーションが円滑に進んだりといった場面があるでしょう。

 

大事なのは「翻訳力」

…とまあ、英語教育をとりまく最近のニュースの論調をまとめるとこんな感じになるのですが、こんなことを言われると、「ただでさえ英語だけでも大変なのに、英語に加えてほかの言語も?!そんなのムリだよー!!」と、戦々恐々としてしまいますよね。でも大丈夫。

私の考えでは、いまの時代に本当に大事なのは「翻訳力」です。

ここでちょっと例題を出してみましょう。

Dorothy lived in the midst of the great Kansas prairies.

1900年に出版され、爆発的なヒットを記録したアメリカの童話『オズの魔法使い』の出だし部分です。みなさんは、これを日本語に翻訳しろと言われたら、どのように訳しますか?

「ドロシーはカンザス州にある広大な平原地帯の中央部に住んでいた」

受験英語では、主語や文法、それぞれの単語の意味がわかっていることが採点者に伝われば良いので、これくらいに訳せれば完璧でしょう。でも、翻訳家の世界では落第点。例えば私なら次のように訳します。

「アメリカのカンザスというへんぴな田舎の、だだっ広い草原のどまん中に、ドロシーという女の子がくらしていました」

どうでしょうか。物語を次に読み進めたくなる感じ、子どもにとってわかりやすい言い回し、短くて意味が明確な文章、日本になじみのない外国の風景をいかに想像させるか、などを意識しながら訳しました。実際の翻訳では、本のページ数や対象年齢など、出版社の事情も考慮しながら作業がすすめられますが、この例題で分かるように、翻訳力とは単に辞書の意味をそのまま当てはめる力ではないのです。

そうではなく、翻訳力とは、話の背景や前後の文脈をふまえながら、英語を通して伝わってくる情景や気持ちを感じ取り、その感覚を日本語を通して「伝え直す力」なのです。こうした力は、文学や歴史書の解釈だけでなくビジネスの現場でも、働き方文化の違う相手の要求をいかに理解し、こちらの指示や要求をいかに伝えるか、といった場面で重要になってきます。

 

では「翻訳力」をどう学ぼう?

翻訳力とは、言葉が話される背景や文脈を理解し、話し手の気持ちを日本語で伝え直す力だと述べました。それを身につけるためには、文法や単語の意味とともに、言葉が話されている地域の歴史や文化、ひいては最新の政治状況や社会ニュースまで、あらゆることを知らなければなりません。また、話し手の気持ちを感じ取るためには、相手に対する共感や理解力が必要になってきます。こうした力は、異文化間の交流と情報がますます増える現代社会で、価値観の違いを乗り越え、公正な情報に基づいた判断をする上で欠かせないものです。

だからこそ、ハルキャンパスの英語は「五感でまなぶ英語」を大事にします。

世界のできごとを目で見て、耳で聴いて、からだで感じ、あたまで考え、伝える。人間だからこそ感じることのできる‟何か”を、日本語でも、英語でも、ほかの言語でも表現できる基礎力をつけていきます。

‟何か”を伝えてくる言葉はそこらじゅうに転がっている。みんなで一緒にコトバの世界の探究を始めませんか。

 

 

ハルキャンパスの英語コース、4/19(水)開講!

中高生向け英語コースは4/19(水)より開講。GWまでは、体験期間として【授業料無料!】でご受講いただけます。ぜひお気軽にご参加ください!

 

ハルキャンパス、生徒募集中!

ハルキャンパスでは、探究・英語・数学の各コースについて、生徒を募集しています。探究は小中高、英語・数学は中高生向けの募集です。各コース、一人ひとりにじっくり向き合うため、最大で7名までの募集とさせていただいております。

詳細はウェブサイトを御覧ください。
http://halcampus.com/course.html
ぜひ、みなさんのお申し込みをお待ちしております。

お問い合わせ・ご質問等も受け付けております。お気軽にご連絡下さい。
■TEL:050-5883-6024
■E-mail:info@halcampus.com
直接、代表・森に連絡いただいても構いません( facebook )。みなさんにお会いできること、楽しみにしております。